Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Chrome」にセキュリティアップデート - 脆弱性3件を修正

Googleは、現地時間3月5日に同社ブラウザ「Chrome」のセキュリティアップデートを公開した。スクリプトエンジン「V8」に関する脆弱性をはじめ、あわせて3件の脆弱性に対応している。

Windows向けに「Chrome 122.0.6261.112」「同122.0.6261.111」、macOSおよびLinux向けに「同122.0.6261.111」をリリースしたもの。今回のアップデートでは3件の脆弱性を修正した。

「CVE-2024-2173」は、スクリプトエンジン「V8」に明らかとなった脆弱性で、域外のメモリにアクセスするおそれがある。また「V8」における実装の不備「CVE-2024-2174」に対応した。

さらにウェブアプリケーションにおける認証を提供する「FedCM」に判明した解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2024-2176」を解消している。いずれも重要度を4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」とレーティングした。

同社では、今後数日から数週間をかけてこれらバージョンを展開していく予定。

(Security NEXT - 2024/03/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開