「Microsoft Streaming Service」の脆弱性に対する攻撃に注意
米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、現地時間2月29日に「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」を更新し、「Microsoft Streaming Service」に関する脆弱性「CVE-2023-29360」を追加した。
「Microsoft Streaming Service」は、動画の作成や保存、視聴などの機能を提供するサービス。「Microsoft 365」のアプリなどと統合されている。
「CVE-2023-29360」は、「mskssrv」ドライバにおいて信頼されていないポインタを参照するため、権限昇格の脆弱性が可能となる脆弱性で、ローカル環境において「SYSTEM権限」を取得されるおそれがある。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「8.4」。マイクロソフトでは、重要度を4段階中、上から2番目にあたる「重要(Important)」とレーティングし、2023年6月の月例セキュリティ更新で修正していた。
同脆弱性に関しては、脆弱性の詳細な分析や実証コード(PoC)が公開されている。
(Security NEXT - 2024/03/01 )
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