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個人情報含む手帳や職員の証票を紛失 - 都児童相談所

東京都は、八王子児童相談所の職員が個人情報含む手帳や、職員の証票を紛失したことを明らかにした。職員のなりすましなどにも注意を呼びかけている。

都によれば、2月16日に職員が手帳を紛失したもの。職員が出張中に業務のため鞄から手帳を取り出したが、帰宅後に紛失していることに気づいた。

問題の手帳には、相談を受けている都民4人の名字と電話番号、そのうち2人の住所のほか、都民8人の氏名と近況が記載されていた。手帳には職員149人の氏名と電話番号含む緊急連絡網と職員の証票が収納されている。

都では児童相談所の職員に対し、個人情報の管理徹底を指示。関係者に経緯を説明し、謝罪した。

また紛失した証票が児童相談所職員のなりすましなどに悪用されるおそれもあるとして注意を喚起。児童相談所の職員がひとりで訪問することはなく、顔写真付きの職員証を携行しているとして、訪問時には確認するよう求めている。

(Security NEXT - 2024/02/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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