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「BIND 9」に複数脆弱性 - 影響範囲広く緊急対応を

ISCでは、脆弱性に対処した「BIND 9.19.21」「同9.18.24」「同9.16.48」をリリースした。なお「CVE-2023-5680」は、サポートプレビュー版のみ影響を受けるとしており、「同9.18.24-S1」「同9.16.48-S1」にて対応している。

日本レジストリサービス(JPRS)では、「CVE-2023-5680」を除いた6件の脆弱性について、「緊急」とするセキュリティアドバイザリを公開。利用者へバージョンアップを行うよう強く推奨した。

なかでも「CVE-2023-4408」については、「BIND 9.0.0」以降が対象で、権威DNSサーバ、キャッシュDNSサーバのいずれも影響を受けると指摘。

問い合わせと応答のいずれの処理においても脆弱性を悪用することが可能であるとして、広い範囲での適切な緊急対策が必要であるとして注意を呼びかけた。

今回明らかとなった脆弱性は以下のとおり。

CVE-2023-4408
CVE-2023-5517
CVE-2023-5679
CVE-2023-5680
CVE-2023-6516
CVE-2023-50387
CVE-2023-50868

(Security NEXT - 2024/02/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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