「Adobe Acrobat/Reader」にアップデート - 脆弱性13件を修正
Adobeは、「Adobe Acrobat」および「Adobe Reader」向けにセキュリティアップデートをリリースした。「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性を含め、あわせて13件の脆弱性を修正している。
各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあわせ、現地時間2月13日にアップデートをリリースしたもの。あわせて13件の脆弱性を解消した。悪用されると任意のコードを実行されたり、サービス拒否などが生じるおそれがある。
同社による重要度の評価を見ると、3段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は5件。のこる8件については、2番目にあたる「重要(Important)」とレーティングされている。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを見ると、今回修正されたなかでは解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2024-20731」が「8.8」でもっとも高い。4件については「7.8」と評価されている。
同社はこれら脆弱性に対応したアップデートを用意。「Continuousトラック」の利用者向けに「同23.008.20533」、「Classicトラック」向けに「同20.005.30574」をリリースした。
適用優先度については、3段階中もっとも低い「3」としており、任意のタイミングで更新するよう利用者へ呼びかけている。今回修正された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2024-20726
CVE-2024-20727
CVE-2024-20728
CVE-2024-20729
CVE-2024-20730
CVE-2024-20731
CVE-2024-20733
CVE-2024-20734
CVE-2024-20735
CVE-2024-20736
CVE-2024-20747
CVE-2024-20748
CVE-2024-20749
(Security NEXT - 2024/02/14 )
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