Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ウイルスバスター用サポートツールに脆弱性 - 修正を実施

トレンドマイクロがセキュリティ製品の利用者向けに提供する「Airサポート」に脆弱性が明らかとなった。

同ソフトウェアは、「ウイルスバスタークラウド+デジタルライフサポートプレミアム」の利用者向けに提供されているサポートツール。パソコンのタスクトレイより機能を呼び出し、サポートに問い合わせできる。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、Windows向けに提供している同ツールの「バージョン6.0.2092」および以前のバージョンに「CVE-2024–23940」が判明した。

攻撃者により権限の昇格が行われ、コードを実行されるおそれがある。共通脆弱性評価システム「CVSSv4.0」のベーススコアは「9.4」と評価されている。

同社は、周知を目的にJPCERTコーディネーションセンターへ報告し、同センターが調整を実施した。同脆弱性は「Airサポート 6.0.2103」にて修正されており、利用者に対して自動配信を行ったとしている。

(Security NEXT - 2024/02/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

CrowdStrike導入したWindows端末の97%以上がオンラインに
Acronisのデータバックアップ用インフラ製品に深刻な脆弱性 - すでに悪用も
CrowdStrikeによる障害、約850万台に影響 - あらたな復旧方法も準備中
組込システムの検証テストツール「NI VeriStand」に複数脆弱性
SonicWall、「Blast-RADIUS」の緩和策でアドバイザリ
「Spring Cloud Data Flow」に深刻な脆弱性 - アップデートが公開
「BIND 9」の脆弱性、関連機関がアップデートを強く推奨
オンラインショップ侵害され、詳細を調査 - 京都の料亭
顧客向けDMを一部紛失 - 京葉ガスサービスショップ運営会社
複数公民館でメール誤送信、宛先とBCCにメアド入力 - 神戸市