Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ウイルスバスター用サポートツールに脆弱性 - 修正を実施

トレンドマイクロがセキュリティ製品の利用者向けに提供する「Airサポート」に脆弱性が明らかとなった。

同ソフトウェアは、「ウイルスバスタークラウド+デジタルライフサポートプレミアム」の利用者向けに提供されているサポートツール。パソコンのタスクトレイより機能を呼び出し、サポートに問い合わせできる。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、Windows向けに提供している同ツールの「バージョン6.0.2092」および以前のバージョンに「CVE-2024–23940」が判明した。

攻撃者により権限の昇格が行われ、コードを実行されるおそれがある。共通脆弱性評価システム「CVSSv4.0」のベーススコアは「9.4」と評価されている。

同社は、周知を目的にJPCERTコーディネーションセンターへ報告し、同センターが調整を実施した。同脆弱性は「Airサポート 6.0.2103」にて修正されており、利用者に対して自動配信を行ったとしている。

(Security NEXT - 2024/02/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Django」に複数の脆弱性 - 修正アップデートを公開
「Firefox」に複数脆弱性 - アップデートが公開
Mozilla、最新版ブラウザ「Firefox 134」を公開 - 複数の脆弱性を修正
「Firefox 135」がリリースに - 脆弱性11件を解消
「Firefox 135.0.1」がリリース - 脆弱性1件を解消
「Firefox 136」がリリース - ESR版では「クリティカル」脆弱性を修正
「Firefox」にアップデート - Chromeゼロデイの類似脆弱性に対処
Mozilla、「Firefox 137.0.2」をリリース - 脆弱性1件を解消
「Firefox 138」がリリース - 複数の脆弱性を修正
「Thunderbird」に複数脆弱性 - ブラウザ閲覧で影響