「GitLab」に月例セキュリティリリース - 深刻な脆弱性を解消
GitLabは、現地時間1月25日にセキュリティアップデート「GitLab 16.8.1」「同16.7.4」「同16.6.6」「同16.5.8」をリリースした。深刻な脆弱性を修正している。
Gitリポジトリの管理ツールである「GitLab Community Edition(CE)」「同Enterprise Edition(EE)」に向けて脆弱性を解消するセキュリティアップデートをリリースしたもの。毎月第3木曜日に展開している月次のセキュリティリリースとなる。
同社は1月前半に緊急アップデートを公開し、「CVE-2023-7028」などを解消しているが、異なる5件の脆弱性に対応しており注意が必要。くわえてサードパーティ製ライブラリに明らかとなった脆弱性の修正なども行っている。
具体的には、認証されたユーザーがワークスペースを作成する際、「GitLab」のサーバ上の任意の場所にファイルを書き込むことが可能となる「CVE-2024-0402」を修正した。
同社内部で発見した脆弱性だという。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.9」、重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。
(Security NEXT - 2024/01/29 )
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