「メルカリ」利用者狙うフィッシング - 本人確認サービスへ誘導
フリーマケットアプリ「メルカリ」のブランドを悪用したフィッシング攻撃の報告が増えているとしてフィッシング対策協議会が注意喚起を行った。本人確認サービスへ誘導し、証明書の画像なども入力させようとしていたという。
メールにおいて、セキュリティシステムをアップグレードし、個人情報の再確認が必要であるなどとだまし、偽サイトで個人情報を入力させるフィッシング攻撃が発生しているもの。
「本人確認が完了するまで一時的にアカウントの利用を制限する」などと不安を煽り、リンク先サイトへのアクセスを促していた。
フィッシングサイトでは、メールアドレスや電話番号、パスワード、氏名、生年月日、住所をだまし取る。さらにオンライン本人確認サービスへ誘導。マイナンバーカードや運転免許証など本人確認書類の画像などを詐取しようとしていた。
だまされて、オンライン本人確認サービスの手続きを行ってしまった場合、意図しないサービスにおいて勝手にアカウントを作成されたり、不正な手続きが行われるおそれがある。
同協議会ではフィッシングサイトの閉鎖に向けて対応を進めるとともに、今後類似した攻撃が行われる可能性もあるとして、注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2024/01/24 )
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