Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Juniper製ネットワーク機器のウェブ管理画面に深刻な脆弱性

Juniper Networksが提供するファイアウォール「SRXシリーズ」やスイッチ「EXシリーズ」にリモートより認証なしにコードを実行できる脆弱性が明らかとなった。

両シリーズに実装されている「Junos OS」のウェブ管理インタフェース「J-web」に域外メモリへ書き込む脆弱性「CVE-2024-21591」が判明したもの。現地時間1月10日にセキュリティアドバイザリを公開した。悪用は確認されていないという。

認証を必要とすることなくネットワーク経由で攻撃が可能で、悪用されるとリモートよりコードを実行され、root権限を取得されるおそれがある。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

同社は、「Junos OS 23.4R1」「同23.2R2」「同23.2R1-S1」「同22.4R3」「同22.4R2-S2」「同22.3R3-S2」「同22.2R3-S3」「同22.1R3-S4」「同21.4R3-S5」「同21.3R3-S5」「同21.2R3-S7」「同20.4R3-S9」にて同脆弱性を修正した。

また回避策として「J-Web」を無効化するか、アクセスを信頼できるホストに制限することを挙げている。

(Security NEXT - 2024/01/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

2026年1月開催の「JSAC2026」、参加登録がスタート
「Chrome 143」を公開 - 重要度「高」4件含む脆弱性13件に対応
「Next.js」にセキュリティアップデート - 「React」脆弱性が影響
「Apache HTTPD」にアップデート - 脆弱性5件を解消
駿河屋サイトの改ざん、監視ツールの脆弱性経由 - 侵害検知以降にも流出
「Apache bRPC」に深刻な脆弱性 - 悪意あるJSONでDoSのおそれ
仮想環境を狙うマルウェア「BRICKSTORM」 - 中国政府系攻撃者が悪用
海外子会社にサイバー攻撃、詳細を調査 - FCLコンポーネント
市内4校で端末紛失、一部で保存データが不明 - 葛飾区
入学手続き案内メールを誤送信、合格者のメアド流出 - 山口大