Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

複数サイトに攻撃、DBのテーブル名を取得された痕跡 - 紀伊國屋書店

紀伊國屋書店は、同社が運用する複数サイトがサイバー攻撃を受けたことを明らかにした。情報が流出した可能性もあるという。

同社によれば、図書館に和雑誌の納品データを提供する「和雑誌アクセス納品情報」、海外雑誌の納品情報を管理する「INTERMAX納品管理システム」、学術雑誌の納品情報について管理を支援する「Access Web Service System」の3サイトに関する情報が流出した可能性があることが判明したもの。

11月1日に「和雑誌アクセス納品情報」に対してサイバー攻撃が行われたとの連絡が警察からあり、調査を行ったところ、同サイトと「INTERMAX納品管理システム」よりデータベースの「テーブル名」を取得されたことが判明。同じデータベースを使用する「Access Web Service System」を含めた3サイトがサイバー攻撃の影響を受けた可能性がある。

データベースにおいてデータを格納しているテーブルそのものに対するアクセスやデータを取得された痕跡は見つかっていないものの、情報が流出した可能性もあるという。

対象となるのは、「和雑誌アクセス納品情報」サイトに保存されている氏名294件、「INTERMAX納品管理システム」サイトに保存されている氏名、住所、電話番号など7491件、「Access Web Service System」サイトに保存されている氏名、住所、電話番号など2096件。

(Security NEXT - 2023/12/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

Java向けHTTPクライアントライブラリのCookie管理に深刻な脆弱性
「Cisco NX-OS」に不正イメージを起動できる脆弱性
SailPointの「IdentityIQ」に深刻な脆弱性 - 修正パッチを公開
ウェブ運用管理ツール「CyberPanel」の脆弱性悪用に警戒を
プレゼント装うフィッシング詐欺 - 本人確認と称してクレカ情報詐取
欧州IoTセキュリティ法規への準拠を支援 - NRIセキュア
海外子会社でランサム被害、情報流出など影響を調査 - 富士電機
アイ・オー製ルータ「UD-LT1」などに脆弱性 - すでに悪用も
「Veeam Backup & Replication」に複数脆弱性 - アップデートで修正
「Chrome」にセキュリティアップデート - 4件の修正を実施