Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Unitronics製の産業制御機器、予測容易な初期パスワードに注意

Unitronics製の産業制御機器において、リモートより管理者権限によって操作されるおそれがある脆弱性が判明し、注意が呼びかけられている。

同社Visionシリーズの「PLC(プログラマブルロジックコントローラー)」や「HMI(ヒューマンマシンインターフェイス)」の初期設定において、「1111」などパスワードを容易に予測できる脆弱性「CVE-2023-6448」が明らかとなったもの。

ネットワーク経由でこれら機器にアクセスできる場合、管理者としてリモートより機器を操作されるおそれがある。

CVE番号はサイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)が採番した。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

同脆弱性については、米国内の一部水道局で判明したサイバー攻撃に悪用されたことが判明しており、同庁や米WaterISACより注意喚起が行われている。

(Security NEXT - 2023/12/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

省庁や独法などの攻撃対象領域保護を実施 - NISC
冊子発送先の個人情報を郵便局へ誤送付 - CCNC
2Qの脆弱性届け出は112件 - 前四半期から半減
高校生向けセミナーの申込フォームで設定ミス - 岩手県立大
6月のフィッシング、URL件数が過去最多を更新
障害はWindows端末の1%未満、重要サービスでの利用多く影響拡大
「OpenVPN」に「OVPNX脆弱性」 - 3月の更新で修正済み
CrowdStrikeによる障害、約850万台に影響 - あらたな復旧方法も準備中
「CrowdStrike」装う「フィッシング」や「偽修復ツール」に警戒を
先週注目された記事(2024年7月14日〜2024年7月20日)