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Unitronics製の産業制御機器、予測容易な初期パスワードに注意

Unitronics製の産業制御機器において、リモートより管理者権限によって操作されるおそれがある脆弱性が判明し、注意が呼びかけられている。

同社Visionシリーズの「PLC(プログラマブルロジックコントローラー)」や「HMI(ヒューマンマシンインターフェイス)」の初期設定において、「1111」などパスワードを容易に予測できる脆弱性「CVE-2023-6448」が明らかとなったもの。

ネットワーク経由でこれら機器にアクセスできる場合、管理者としてリモートより機器を操作されるおそれがある。

CVE番号はサイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)が採番した。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

同脆弱性については、米国内の一部水道局で判明したサイバー攻撃に悪用されたことが判明しており、同庁や米WaterISACより注意喚起が行われている。

(Security NEXT - 2023/12/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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