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水道局の制御機器を狙うサイバー攻撃が発生 - 米当局が注意喚起

米CISAは、インターネットに露出したシステムにおいて脆弱なパスワードや脆弱性などを悪用され、「PLC(プログラマブルロジックコントローラー)」や「HMI(ヒューマンマシンインターフェイス)」が侵害された可能性があると指摘。

水道局ではポンプの稼働や水質基準への適合、レポートの収集、アラートの発行などに制御機器が利用されており、侵害されると安全な飲料水の提供や、下水処理の管理に影響が生じると警鐘を鳴らした。

Unitronics製のPLCを利用している場合は、デフォルトのパスワードを変更し、ファイアウォールやVPNなどを活用してOTシステムに対する信頼できないアクセスを遮断し、リモートアクセスを行う場合は多要素認証を利用するよう求めた。

また最新バージョンへ更新し、使用するポートの変更、パケットの解析などを呼びかけているほか、ランサムウェアによる攻撃などを想定し、システム構成のバックアップを用意し、迅速に復旧できる体制の構築など対策を求めている。

(Security NEXT - 2023/11/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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