Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

水道局の制御機器を狙うサイバー攻撃が発生 - 米当局が注意喚起

米CISAは、インターネットに露出したシステムにおいて脆弱なパスワードや脆弱性などを悪用され、「PLC(プログラマブルロジックコントローラー)」や「HMI(ヒューマンマシンインターフェイス)」が侵害された可能性があると指摘。

水道局ではポンプの稼働や水質基準への適合、レポートの収集、アラートの発行などに制御機器が利用されており、侵害されると安全な飲料水の提供や、下水処理の管理に影響が生じると警鐘を鳴らした。

Unitronics製のPLCを利用している場合は、デフォルトのパスワードを変更し、ファイアウォールやVPNなどを活用してOTシステムに対する信頼できないアクセスを遮断し、リモートアクセスを行う場合は多要素認証を利用するよう求めた。

また最新バージョンへ更新し、使用するポートの変更、パケットの解析などを呼びかけているほか、ランサムウェアによる攻撃などを想定し、システム構成のバックアップを用意し、迅速に復旧できる体制の構築など対策を求めている。

(Security NEXT - 2023/11/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

委託調査の関連データが保存されたPCを紛失 - 埼玉県
CiscoやSonicWallのゼロデイ脆弱性悪用に注意喚起 - 米CISA
「Node.js」のアップデートが再延期 - 年明け2026年1月7日を予定
リフト券販売サイトが改ざん、個人情報が流出 - 片品村
SonicWallのリモートアクセス製品「SMA1000」にゼロデイ脆弱性
「Apache Airflow」の開発用拡張コンポーネントにRCE脆弱性
NVIDIAのロボティクスやAI開発向けシミュレーション基盤に脆弱性
Ciscoのメールセキュリティ製品にゼロデイ攻撃 - 構成や侵害状況の確認を
第三者が旧ポイントサービスのドメインを取得 - ヴィンクス
パスワードリスト攻撃と見られるログイン試行を確認 - WOWOW