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宿泊療養施設の元従業員、半年後にSNSで情報漏洩

同県は異動に関して本人より了解を得ていたと説明。情報の取り扱いについては、業務委託先と秘密保持契約を締結していた。

当時はオミクロン株により感染者が急増した第8波の時期で、深刻な人手不足に陥るなど現場も混乱しており、スマートフォンの持ち込み禁止など対応が手薄になっていたという。

同問題を受けて、同県では個人情報保護条例違反として6月28日に元従業員を警察へ告発。8月4日に受理され、11月27日に書類送検された。

個人情報が投稿された住民に対しては、経緯を説明し、謝罪している。また委託先に対して個人情報保護の徹底を要請。コールセンターなどにおいてスマートフォンの持ち込みを禁止するなど、実効性のある対策を行い、再発防止を図るとしている。

(Security NEXT - 2023/12/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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