「Adobe ColdFusion」のアップデートを呼びかけ - 米当局
米当局は、現地時間11月22日に「Adobe ColdFusion」の脆弱性について注意喚起を行った。同月公開されたアップデートを適用するよう利用者に促している。
米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、現地時間11月22日にセキュリティアラートを発出し、「Adobe ColdFusion」の利用者に対してAdobeのアドバイザリに示された内容をもとに、最新版へ更新するなど稼働環境を適切に保護するよう注意を呼びかけたもの。
Adobeでは、各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあたる現地時間11月14日に「Adobe ColdFusion」のアップデート「同2023 Update 6」「同2021 Update 12」をリリースしている。
同アップデートでは脆弱性6件を修正。重要度が「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性も3件含まれる。一方Adobeでは、適用優先度を任意のタイミングで更新するよう求めるもっとも低い「3」に留めた。
CISAによる今回のアラートは、特にあらたな脆弱性の悪用を伝えるものではないが、アップデートの適用など早期に対策を講じるよう促したかたちだ。
「Adobe ColdFusion」の脆弱性に関しては、たびたび攻撃者の標的となっている。2023年後半に入ってからも「CVE-2023-26359」「CVE-2023-29298」「CVE-2023-38205」の悪用が確認されている。
(Security NEXT - 2023/11/24 )
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