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「Adobe ColdFusion」のアップデートを呼びかけ - 米当局

現地時間11月14日に公開されたアドバイザリで示された「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性を見ると、信頼できないデータをデシリアライズする「CVE-2023-44351」「CVE-2023-44350」を修正している。

悪用されると任意のコードを実行されるおそれがあり、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアはそれぞれ「9.8」「9.1」と評価されている。「Wddxプロトコル」におけるデシリアライズの問題に関しては、現地時間11月15日に追加情報も公開されている。

「CVE-2023-26347」は、アクセス制御の不備によりセキュリティ機能をバイパスされる脆弱性。CVSS基本値は「7.5」とやや低いが、同じく「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

またAdobeでは対応する「JDK」に更新していなければ、今回のセキュリティアップデートを適用してもサーバが保護されないと説明している。CISAもAdobeの推奨事項に従い、ウェブアプリケーションファイアウォール(WAF)の活用なども検討するよう求めている。

(Security NEXT - 2023/11/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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