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「Junos OS」や「SysAid」の脆弱性攻撃に警戒を - 米当局が対応呼びかけ

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアについても更新されている。当初それぞれの脆弱性は単独で「5.3」と評価されており、組み合わせることで「9.8」に上昇するとされていたが、「CVE-2023-36845」に関しては、単独で「9.8」へと引き上げられた。

Juniper SIRTでは、これら脆弱性の悪用を確認したとして現地時間11月8日にアドバイザリを更新。アップデートをあらためて呼びかけている。

SysAidのITサービス管理ツールに明らかとなったゼロデイ脆弱性「CVE-2023-47246」についても同リストへ追加されている。

パストラバーサルの脆弱性でリモートよりコードを実行されるおそれがある。ランサムウェア「Cl0p」を展開する攻撃グループも同脆弱性を悪用していることが判明しているとして注意喚起が行われていた。

(Security NEXT - 2023/11/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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