「Chrome 119」をリリース - 15件のセキュリティ修正
Googleは、現地時間10月31日に同社ブラウザの最新版となる「Chrome 119」をリリースした。機能強化のほか、複数の脆弱性に対応している。
Windows向けに「Chrome 119.0.6045.106」「同119.0.6045.105」、「macOS」および「Linux」向けに「同119.0.6045.105」をリリースしたもの。
セキュリティに関する15件の修正を行っており、CVEベースで13件の脆弱性に対処したことを明らかにしている。4段階の重要度においてもっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。
重要度が2番目に高い「高(High)」とされる脆弱性は3件。ペイメント機能における実装不備の脆弱性「CVE-2023-5480」をはじめ、USBの処理に明らかとなった「CVE-2023-5482」「CVE-2023-5849」などに対応した。「中(Medium)」とされる脆弱性8件、「低(Low)」とされる2件についても解消している。
同社では今後数日から数週間をかけてアップデートを展開していく予定。今回修正された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2023-5480
CVE-2023-5482
CVE-2023-5849
CVE-2023-5850
CVE-2023-5851
CVE-2023-5852
CVE-2023-5853
CVE-2023-5854
CVE-2023-5855
CVE-2023-5856
CVE-2023-5857
CVE-2023-5858
CVE-2023-5859
(Security NEXT - 2023/11/01 )
ツイート
PR
関連記事
「GitLab」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
2026年1月開催の「JSAC2026」、参加登録がスタート
「Chrome 143」を公開 - 重要度「高」4件含む脆弱性13件に対応
「Next.js」にセキュリティアップデート - 「React」脆弱性が影響
「Apache HTTPD」にアップデート - 脆弱性5件を解消
駿河屋サイトの改ざん、監視ツールの脆弱性経由 - 侵害検知以降にも流出
「Apache bRPC」に深刻な脆弱性 - 悪意あるJSONでDoSのおそれ
仮想環境を狙うマルウェア「BRICKSTORM」 - 中国政府系攻撃者が悪用
海外子会社にサイバー攻撃、詳細を調査 - FCLコンポーネント
市内4校で端末紛失、一部で保存データが不明 - 葛飾区
