Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Windows」や「TeamCity」の脆弱性を狙う攻撃が発生

「Windows CNGキー分離サービス」や「JetBrains TeamCity」の脆弱性が悪用されているとして、米当局が注意喚起を行った。

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)が、現地時間10月4日に「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ2件の脆弱性「CVE-2023-42793」「CVE-2023-28229」を追加したもの。

米行政機関に対して一定期間内に対応するよう要請するとともに、広く悪用されるおそれがあるとして利用者に注意を呼びかけた。

「CVE-2023-42793」は、JetBrainsのCI/CDツール「TeamCity」に明らかとなった認証をバイパスできる脆弱性。悪用されると「TeamCityサーバ」を管理者として制御可能となり、リモートよりコードを実行されるおそれがある。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」におけるベーススコアは「9.8」。重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

(Security NEXT - 2023/10/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開