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「Firefox」「Thunderbird」にアップデート - ゼロデイ脆弱性に対応

「WebP」形式の画像処理に深刻な脆弱性が明らかとなった問題で、Mozilla Foundationは、「Firefox」や「Thunderbird」向けにセキュリティアップデートをリリースした。

「CVE-2023-4863」は、「WebP」形式の画像処理に明らかとなった脆弱性。ライブラリ「libwebp」に脆弱性は存在し、細工したファイルを開くとヒープバッファオーバーフローが生じるおそれがある。

Mozillaでは、同脆弱性の重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティング。「Firefox 117.0.1」「同ESR 102.15.1」「同ESR 115.2.1」「Thunderbird 102.15.1」「同115.2.2」にて修正を行った。

Appleのセキュリティエンジニアとトロント大学シチズンラボの研究者より報告を受けたとしており、他製品において脆弱性の悪用が確認されている

(Security NEXT - 2023/09/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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