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「Rakuten WiFi Pocket」に脆弱性 - 他製品へ移行を

楽天モバイルのモバイルルータ「Rakuten WiFi Pocket」に脆弱性が明らかとなった。すでにサポートが終了しており、他製品への移行が呼びかけられている。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、同製品の管理画面において認証不備の脆弱性「CVE-2023-40282」が明らかとなったもの。

隣接するネットワークより不正にログインされるおそれがあり、機微な情報を閲覧されたり、端末の設定を変更されるおそれがある。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」におけるベーススコアは「3.1」と評価されている。

同製品のサポートは3月31日に終了しており、同脆弱性を修正するアップデートを提供する予定はないため、他製品への移行が呼びかけられている。

なお「Rakuten WiFi Pocket 2B」「Rakuten WiFi Pocket 2C」については同脆弱性の影響を受けないという。

(Security NEXT - 2023/08/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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