VPN製品「Aruba VIA」のWindows向けクライアントに脆弱性
Hewlett Packard Enterprise傘下のAruba Networksが提供する「HPE Aruba Networking Virtual Intranet Access(VIA)」のWindows向けクライアントに、複数の脆弱性が明らかとなった。
同製品は、VPN接続機能を提供するリモートアクセスソリューション。バグバウンティプログラムを通じて、Windows向けクライアントが影響を受ける2件の脆弱性について報告を受けたという。Windows以外のプラットフォームについては影響を受けない。
「CVE-2023-38401」は権限昇格の脆弱性。「NT AUTHORITY\SYSTEM」の権限により任意のコードを実行されるおそれがある。また「NT AUTHORITY\SYSTEM」の権限で任意のファイルを上書きし、ブートプロセスを阻害してサービス拒否を引き起こすことが可能となる「CVE-2023-38402」が明らかとなった。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは、「CVE-2023-38401」が「7.8」、「CVE-2023-38402」が「7.1」と評価されており、いずれも重要度は「高(High)」とレーティングされている。
同社は、「同4.6.0」にてこれら脆弱性を解消。利用者にアップデートを呼びかけている。
(Security NEXT - 2023/08/18 )
ツイート
PR
関連記事
看護師が患者資料を本に挟んで持ち帰り - 本売却から発覚
ドメイン名紛争テーマにシンポジウム - 紛争事例や対処法と今後の課題
教育支援サービス侵害、ランサムウェアによる個人情報流出の可能性
リモートアクセス用認証キー紛失、外部アクセス確認されず - デ協
ベトナム子会社でランサム被害、製造出荷に影響なし - 大日精化工業
Fortinet複数製品の認証回避脆弱性、悪用が発生 - 設定確認を
「Apache Commons Text」旧版に深刻な脆弱性 - 「FileMaker Server」に影響
「Chrome」にアップデート - 「WebGPU」「V8」の脆弱性を解消
職員アカウントが侵害、迷惑メールの踏み台に - 中部生産性本部
SAP、月例パッチで脆弱性15件を修正 - 「クリティカル」も
