Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Citrix製コラボツールファイル共有アプリの脆弱性、悪用に警戒を

Citrixが提供するコンテンツコラボレーションプラットフォーム「Citrix Content Collaboration」のアプリ「ShareFile」に含まれる一部ツールの脆弱性がサイバー攻撃の標的となっている。米当局が注意を呼びかけた。

「ShareFile」に含まれる「Storage Zone Controller」に判明した脆弱性「CVE-2023-24489」が悪用されているとして、注意喚起が行われたもの。同社では6月13日にアドバイザリを公表し、修正版となる「ShareFile storage zones controller 5.11.24」を提供するとともに、同バージョン以降を利用するよう呼びかけていた。

問題の脆弱性は、顧客が管理する「Storage Zone Controller」に存在。ネットワーク経由でアクセスできる場合に、リモートより認証なしで侵害することが可能となる。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」におけるベーススコアは「9.8」、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

悪用が確認されているとして、米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)では、現地時間8月16日に「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」に同脆弱性を追加した。

(Security NEXT - 2023/08/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
システム障害、調査でランサムウェアが原因と判明 - 近鉄エクスプレス
パッチや緩和策の適用、メモリ保護を統合した脆弱性対策製品
従業員がサポート詐欺被害、個人情報流出か - 住友林業クレスト
個人情報含む契約書類を誤送信、アドレス帳で選択ミス - 新潟県
生徒情報含むデータを第三者メアドへ誤送信 - 鹿児島高
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
中国電力にサイバー攻撃 - 設定不備のリモート接続機器より侵入
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ