Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

フィッシング報告、前月から2割減となるも11万件超

7月のフィッシング報告件数は前月から約21.8%減少した。しなしながら1カ月間に11万件を超える報告が寄せられている。

フィッシング対策協議会によれば、7月に報告を受けたフィッシング攻撃は11万7024件。前月の14万9714件から3万2690件減少した。過去最多となった前月から減少するも過去2番目に多い規模で、1日あたり約3775.0件の報告が寄せられた計算となる。

フィッシングサイトに悪用されたURLは2万1585件。前月の2万3420件を下回ったものの、2万件を超えるURLが確認されている。1日あたり約696.3件のURLが悪用されている。

フィッシングサイトに悪用されたトップレベルドメインとしては、「.com」が約52.7%と約半数を占めた。「.cn」が約15.8%、「.cfd」が約8.3%、「.top」が約7.1%、「.icu」が約4.5%、「.cyou」が約2.4%で続く。

20230808_ap_001.jpg
フィッシングサイトの報告件数推移(グラフ:フィ対協の発表をもとに独自に作成)

(Security NEXT - 2023/08/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「CSIRTスタータキット」の改訂版を公開 - 日本シーサート協議会
海外グループ会社でインシデント、影響を調査 - 電通グループ
柏崎刈羽原発説明会の情報公開文書でマスキング漏れ - 新潟県
「Kea DHCP」にサービス拒否の脆弱性 - アップデートが公開
「WordPress」のキャッシュプラグインにXSS脆弱性
米当局、「WSUS」脆弱性で対象サーバの特定や侵害監視を呼びかけ
メールを「CC」送信で学生のメアド流出 - 神戸外大生協
国内外子会社が相次いでサイバー攻撃の被害 - ジャノメ
京都市内で顧客預託書類632件を発見、経緯不明 - 日本郵便
プラネックス製モバイルルータ「ちびファイ4」に脆弱性