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「OpenAM」のSSO処理に脆弱性 - アップデートで修正

シングルサインオンやフェデレーションなどの機能を提供するアクセス管理サーバ「OpenAM」に脆弱性が明らかとなった。脆弱性を修正したアップデートが提供されている。

「SAMLv1.x」のシングルサインオン処理において「SAMLレスポンス」の署名を正しく検証しない脆弱性「CVE-2023-37471」が明らかとなったもの。「同14.7.2」および以前のバージョンが影響を受ける。

脆弱性を悪用されると、「OpenAM」において管理者を含む任意のユーザーになりすますことが可能になるという。CVE番号を採番したGitHubでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.1」と評価。重要度を「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

Open Identity Platform Communityでは、「同14.7.3」にて同脆弱性を修正した。あわせて「SAML」を無効化するといった回避策をアナウンスしている。

(Security NEXT - 2023/07/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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