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Apple、ゼロデイ脆弱性緊急緩和策の修正版をリリース

Appleは、現地時間7月10日に公開した「ラピッドセキュリティレスポンス」において一部不具合が見つかった問題で、現地時間7月12日に修正版をリリースした。

同社では、「WebKit」に判明したゼロデイ脆弱性「CVE-2023-37450」の影響を緩和するため、「ラピッドセキュリティレスポンス」としてスマートデバイスやMac向けに「iOS 16.5.1(a)」「iPadOS 16.5.1(a)」、およびMac向けの「macOS Ventura 13.4.1(a)」をリリースしたが、適用端末において一部ウェブサイトを正しく表示できなくなる不具合が発生していた。

同社では、同問題へ対処した「iOS 16.5.1(b)」「iPadOS 16.5.1(b)」「macOS Ventura 13.4.1(b)」を提供すると予告していたが、現地時間7月12日に修正版として「iOS 16.5.1(c)」「iPadOS 16.5.1(c)」「macOS Ventura 13.4.1(c)」をリリースした。

「ラピッドセキュリティレスポンス」は、本来のソフトウェアアップデートを提供するまでの緩和策として、重要なセキュリティ保護を提供する緊急対応のソフトウェアリリース。配信対象は最新OSのみとしており、ソフトウェアのバージョン番号のあとに文字が付与される。

(Security NEXT - 2023/07/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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