Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Firefox 115」が公開 - 脆弱性13件を解消

Mozilla Foundationは、現地時間7月4日にブラウザの最新版となる「Firefox 115」をリリースした。複数の脆弱性を解消している。

今回のアップデートでは、他ブラウザからのデータインポートやタブ操作などの機能を強化したほか、CVEベースで13件の脆弱性を解消した。重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。

重要度が2番目に高い「高(High)」とされる脆弱性が4件。解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2023-37201」「CVE-2023-37202」や、メモリ関連の脆弱性「CVE-2023-37211」「CVE-2023-37212」を修正した。

さらに「中(Moderate)」とされる脆弱性8件、「低(Low)」とされる1件に対応している。

あわせて延長サポート版となる「Firefox ESR 102.13」をリリースした。5件の脆弱性に対処している。「Firefox 115」にて修正した脆弱性は以下のとおり。

CVE-2023-3482
CVE-2023-37201
CVE-2023-37202
CVE-2023-37203
CVE-2023-37204
CVE-2023-37205
CVE-2023-37206
CVE-2023-37207
CVE-2023-37208
CVE-2023-37209
CVE-2023-37210
CVE-2023-37211
CVE-2023-37212

(Security NEXT - 2023/07/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

一部母子管理票が保存箱ごと所在不明、誤廃棄か - 川崎市
「Cisco IOS」脆弱性、公表から7年後も攻撃が継続
ホスティング管理ツール「Plesk Obsidian」に脆弱性 - アップデートで修正
「Docker Desktop」に深刻な脆弱性 - コンテナからAPIアクセスのおそれ
「iPhone」「iPad」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を修正
Apple、「Mac」の脆弱性を修正 - 標的型攻撃に悪用か
サイトに不正プログラム、個人情報流出の可能性 - 靴通販サイト
個人メアドに業務ファイル送信、入力ミスで第三者に - 佐伯市
11店舗で未処理となっていた印鑑票の紛失が判明 - 旭川信金
分散トランザクション管理ツール「Apache Seata」に脆弱性