「社労夢」へのサイバー攻撃、被害範囲を特定 - 「マイナンバー」への影響否定
「社労夢(Shalom)」など社労士事務所や人事労務部門向けに提供するサービスがランサムウェアにより停止した問題で、エムケイシステムは調査結果を取りまとめた。
同社では、6月5日早朝に顧客向けのシステムを運用するサーバにおいて障害が発生していることが判明。ランサムウェアによる被害に遭ったことを公表するとともに、外部事業者による調査を進めていた。
同社は、フォレンジック調査の結果、外部からの侵入経路や影響を受けたサーバ、流出のおそれがある情報の範囲などを特定したという。ただし、詳細については公表を控えるとしている。
ランサムウェアの侵害を通じて、何らかのデータを窃取された可能性はあるものの、データが外部へ転送された痕跡は見つかっていないとしている。外部サイトにおける情報公開の状況も調べたが、情報の流通なども確認されていない。
サイバー攻撃により「マイナンバー」を取り扱うシステムなども障害が発生したが、「高度な暗号化処理を実施しており、流出のおそれがある範囲にも含まれていない」として影響を否定した。
(Security NEXT - 2023/07/26 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
ランサム被害でシステム障害、グループ各社に影響 - テイン
公開PDF資料に個人情報、県注意喚起きっかけに判明 - 菊池市
小学校で個人票を誤配布、マニュアルの認識不十分で - 大阪市
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
ネット印刷サービスにサイバー攻撃、個人情報流出か - ウイルコHD子会社
英国ブランド通販サイト、約3年間にわたりクレカ情報流出の可能性
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
ランサム攻撃者が犯行声明、事実関係を確認中 - アスクル
ペット保険システムから契約者情報など流出した可能性 - アクサ損保
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加
	

