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Barracuda製メールセキュリティ製品に脆弱性 - すでに悪用も

「CVE-2023-2868」の影響を受けた顧客に対しては、同製品のユーザインターフェイスを通じ、実施すべき措置について通知しており、対応するよう求めた。

なお、Barracudaが提供するメールセキュリティのSaaSサービスや他製品については、同脆弱性の影響は受けないとしている。

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)では、同脆弱性の積極的な悪用が確認されているとして、現地時間5月26日に「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ同脆弱性を追加した。

米行政機関では、一定期間内に同脆弱性へ対応する義務がある。また脆弱性そのものは広く悪用されるおそれがあるため、CISAでは対象機関に限らず、すべての組織に対して注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2023/05/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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