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Barracuda、「ESGアプライアンス」の交換を呼びかけ

Barracuda Networksが提供する「Email Security Gatewayアプライアンス(ESG)」に脆弱性「CVE-2023-2868」が明らかとなった問題で、影響を受けたアプライアンスはすぐに交換が必要であるとして同社は利用者に注意を呼びかけた。

「CVE-2023-2868」は、リモートコマンドインジェクションの脆弱性。現地時間5月20日にリリースした「BNSF-36456」をはじめ、顧客向けに複数のパッチを展開。アドバイザリなどを通じて注意を呼びかけてきた。同脆弱性に関しては、少なくとも2022年10月には悪用されたことが判明している。

同社は現地時間6月6日にアドバイザリを更新。同製品について適用されているパッチのバージョンに関係なく、ただちに交換する必要があるとアナウンスした。

影響を受けた同アプライアンスについて、完全に交換することが同社の推奨であると強調。ユーザーインタフェースより通知を受け取ったあとに同アプライアンスを交換していない場合は、今すぐサポートに連絡を取るよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2023/06/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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