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米当局、「Barracuda ESG」へのゼロデイ攻撃で追加IoC情報を公開

Barracuda Networksのメールセキュリティ製品「Barracuda Email Security Gateway(ESG)」に対してゼロデイ攻撃が展開された問題で、米当局は追加の脅威情報を公開し、利用者に注意を呼びかけた。

同アプライアンスに関しては、5月にコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2023-2868」が判明。その後の調査で少なくとも2022年10月よりゼロデイ攻撃が展開されていたことがわかっている。

中国の攻撃グループが関与したとの分析もあり、これまでもサイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)では、脆弱性の悪用に関連してマルウェアの分析情報などを公開して利用者に注意を呼びかけてきたが、現地時間8月29日に追加の「IoC(Indicators of Compromise)」情報を公開した。

同脆弱性を悪用した攻撃活動に関しては、攻撃者が機器に対するフォレンジック調査だけでは検知できないよう対策を講じているとして、米連邦捜査局(FBI)が、組織内部のネットワークにおける外部との通信状況などについても確認する必要があると指摘している。

(Security NEXT - 2023/08/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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