キヤノン製の小規模向け複合機やプリンタに複数脆弱性
キヤノン製の小規模オフィス向け複合機やプリンタに脆弱性が明らかとなった。ネットワーク経由でアクセスできる場合にコードを実行されるおそれがあり、重要度が「クリティカル」とされる脆弱性が複数含まれる。
4月14日にサポート情報を公表しており、小規模オフィス向けの複合機やレーザービームプリンタである「Satera」において9件の脆弱性を修正したほか、インクジェットプリンタの複数モデルにおいて脆弱性1件に対応したことを明らかにしている。
具体的には、バッファオーバーフローの脆弱性7件のほか、システム管理者登録における脆弱性、ユーザーインタフェースにおける認証不備、任意のファイルをインストール可能となる脆弱性などが含まれる。
機器に対してネットワーク経由でアクセスできる場合に悪用が可能。リモートよりコードを実行されたり、不正なプログラムをインストールされたり、DoS攻撃を受けるおそれがある。
なかでもバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2023-0851」「CVE-2023-0852」「CVE-2023-0853」「CVE-2023-0854」「CVE-2023-0855」「CVE-2023-0856」の6件ついて、CVE番号を採番したMITREでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.8」、重要度を「クリティカル(Critical)」を評価している。
(Security NEXT - 2023/05/19 )
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