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「vm2」に複数の脆弱性 - アップデートにて修正

サンドボックス環境を提供するNode.jsライブラリ「vm2」にサンドボックスを回避され、コードの実行が可能となる脆弱性が明らかとなった。アップデートが提供されている。

プロクシの仕様により予期しないホストオブジェクトを作成し、サンドボックスをバイパスしてホスト上でリモートよりコードの実行が可能となる脆弱性「CVE-2023-32314」が判明したもの。

GitHubにおいて共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」、重要度は「クリティカル(Critical)」と評価されている。オプションの編集が可能となる「CVE-2023-32313」もあわせて明らかとなった。CVSS基本値が「5.3」、重要度が「中(Moderate)」。

いずれもGMOサイバーセキュリティbyイエラエの金子孟司氏が報告した。開発者は5月15日にリリースした「同3.9.18」にてこれら脆弱性を修正している。

同脆弱性に関しては概念実証(PoC)も公開されている。「vm2」に関しては今回判明した「CVE-2023-32314」以外にも、4月以降、重要度が「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性「CVE-2023-29017」「CVE-2023-29199」「CVE-2023-30547」が修正されている。

(Security NEXT - 2023/05/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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