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Cisco製の電話アダプタに深刻な脆弱性 - 修正予定なし

Cisco Systems製の「Cisco SPA112 2ポート電話アダプタ」に深刻な脆弱性が明らかとなった。アップデートの提供予定はないとしている。

同製品のウェブ管理インタフェースに脆弱性「CVE-2023-20126」が明らかとなったもの。脆弱性の悪用は確認されていない。

ファームウェアのアップグレード機能において認証プロセスが欠如しており、悪意あるファームウェアへアップデートされ、認証なしにコードを実行されるおそれがあるという。

同社では、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.8」、重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

同社は同製品についてサポートの終了プロセスに入っており、同脆弱性を修正するファームウェアのアップデートをリリースする予定はないと説明。利用者に対し、サポート中の後継製品に移行するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2023/05/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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