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交付前のマイナカードが所在不明、箱ごと誤廃棄か - 横浜市

横浜市は、保土ケ谷区役所で保管していた交付前のマイナンバーカード3件が所在不明になっていることを明らかにした。

同市によれば4月4日、同区戸籍課において翌々日に交付予定のマイナンバーカードを準備していたところ、1件が見当たらないことが判明。同問題を受けて在庫状況を確認したところ、さらに2人分のマイナンバーカードを紛失していることがわかった。

マイナンバーカードには、氏名、住所、性別、生年月日、顔写真、マイナンバーなどの個人情報が記載されている。暗証番号が設定されていないため、オンライン申請などで利用することはできないという。

同市はマイナンバーカードを取り扱っていた執務室について、電子錠により職員しか立ち入りできず、保管庫についても、マイナンバーカードを取り扱う場合を除いて施錠されており、職員以外が取り出すことはできないとして盗難の可能性は低いと説明。

端末に交付した記録も残っておらず、別人へ誤って交付した可能性についても否定しており、マイナンバーカードが入っていた箱を廃棄する際、中身を十分確認せず、箱ごとマイナンバーカードを廃棄した可能性があるとしている。

同市では、今回の紛失を受けて関係者へ経緯を説明するとともに謝罪。再作成の手続きなどを進めている。また市内において緊急点検を実施するほか、在庫管理の徹底や作業方法の見直しなど実施し、再発の防止を図るとしている。

(Security NEXT - 2023/04/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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