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ランサム被害の暗号化データにクレカ情報も - 日本盛

酒造会社の日本盛は、サイバー攻撃によりランサムウェアによる被害が発生した問題で、被害を受けたデータのなかにクレジットカード情報が含まれていたことを明らかにした。

2022年9月16日に「VPN」経由で不正アクセスを受けたもので、同社では同月に事態を公表。その後も外部協力のもと調査を進めてきたが、2023年2月24日の最終調査報告で、ランサムウェアにより暗号化されたデータ内にクレジットカード情報23件が含まれており、外部に流出した可能性があることがわかった。

具体的には、2016年10月6日から2022年9月16日にかけて電話で注文した顧客に関する情報。注文書やメモの画像データに氏名やクレジットカードの名義、番号、有効期限などが記載されていた。同社では、クレジットカード情報が記載されたファイルをサーバに保存しないルールとなっていたが、徹底されていなかったという。

同社では対象となる顧客に対し、メールや書面を通じて経緯を報告するとともに謝罪する。個人情報保護委員会に対する報告や、警察への被害申告は2022年9月の段階で行っていた。

同社eコマースサイトである「日本盛オンラインショップ」については、クレジットカード情報を保持しない運用としており、情報流出の可能性なども指摘されていないことから、すでにクレジットカード決済を再開している。

(Security NEXT - 2023/03/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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