「Microsoft Edge 111.0.1661.54」がリリースに - 独自に脆弱性2件を修正
マイクロソフトは、同社ブラウザ「Microsoft Edge」の最新版となる「同111.0.1661.54」をリリースした。独自の修正も含まれる。
先にリリースされた「Chromium 111.0.5563.111」「同Chromium 111.0.5563.110」をベースにアップデートを実施したもの。「Chromium」にて修正された脆弱性8件にくわえて、独自に2件の脆弱性を解消している。
具体的には、セキュリティ機能がバイパスされるおそれがある脆弱性「CVE-2023-28286」や、権限の昇格が生じるおそれがある「CVE-2023-28261」に対応した。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアはいずれも「6.1」。重要度については、「CVE-2023-28286」を4段階において上から3番目にあたる「警告」、「CVE-2023-28261」をもっとも低い「注意」とレーティングした。
また同社では拡張安定版として、「Chromium 110.0.5481.208」をベースとした「Microsoft Edge 110.0.1587.78」についてもあわせて提供している。
「Microsoft Edge 111.0.1661.54」にて修正された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2023-1528
CVE-2023-1529
CVE-2023-1530
CVE-2023-1531
CVE-2023-1532
CVE-2023-1533
CVE-2023-1534
CVE-2023-28261
CVE-2023-28286
(Security NEXT - 2023/03/27 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
ミラーリングを解除し忘れ、個人情報を誤映写 - 静岡県立高
民生委員が高齢者世帯名簿を紛失 - 春日部市
東本願寺出版の旧ドメインを第三者が取得 - 注意呼びかけ
Apple、最新OS「macOS Sequoia 15」を公開 - 80件近い脆弱性を解消
Red Hatの「OpenShift」に権限昇格など複数の脆弱性
「VMware vCenter Server」に深刻な脆弱性 - アップデートを
米当局、「Adobe Flash Player」脆弱性を悪用リストに追加 - 使用中止求める
Google、ブラウザ最新版「Chrome 129」をリリース - セキュリティ修正も
GitLabに定例外パッチ - 認証回避の深刻な脆弱性を修正
Ruby環境向け「SAMLライブラリ」に深刻な脆弱性