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WASMランタイムに脆弱性 - アップデートがリリース

Bytecode Allianceが開発する「WebAssembly」のランタイム「Wasmtime」に脆弱性が明らかとなった。

「x86-64」環境においてコードジェネレーター「Cranelift」のバグに起因し、実効アドレスの計算を誤り、域外メモリの読み書きが可能となる脆弱性「CVE-2023-26489」が明らかとなったもの。

CVE番号を採番したGitHubでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.9」、重要度を「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

「同6.0.1」「同5.0.1」「同4.0.1」にて同脆弱性を修正。あわせて回避策をアナウンスしている。

(Security NEXT - 2023/03/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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