「Chrome 110」がリリース - 15件のセキュリティ修正
Googleは、ブラウザの最新版となる「Chrome 110」をリリースした。複数の脆弱性を解消している。
Windows向けに「Chrome 110.0.5481.78」「同110.0.5481.77」、macOSおよびLinux向けに「同110.0.5481.77」をリリースしたもの。
今回のアップデートでは、セキュリティに関する15件の修正を行った。CVEベースで10件の脆弱性に対処したことを明らかにしている。重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。
重要度が2番目に高い「高(High)」とされる脆弱性は3件。JavaScriptエンジンであるう「V8」に明らかとなった型の取り違いに関する脆弱性「CVE-2023-0696」やフルスクリーンモードにおける実装の不備「CVE-2023-0697」、WebRTCで域外メモリの読み込みが可能となる「CVE-2023-0698」など修正した。
また「中(Medium)」とされる脆弱性5件や、「低(Low)」とされる脆弱性2件などを修正した。同社は数日から数週間をかけてアップデートを展開していく予定。
今回修正された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2023-0696
CVE-2023-0697
CVE-2023-0698
CVE-2023-0699
CVE-2023-0700
CVE-2023-0701
CVE-2023-0702
CVE-2023-0703
CVE-2023-0704
CVE-2023-0705
(Security NEXT - 2023/02/09 )
ツイート
PR
関連記事
教員採用選考受検者の自己申告用紙が所在不明に - 新潟県
他県で実施した中学校自然教室で生徒名簿が所在不明に - 横浜市
誤った住所へ会員証を送付、システムトラブルで - JAF
Salesforceのローコード開発ツールに脆弱性 - 設定リスクの指摘も
構成管理ツール「Salt」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
MDMサーバから従業員情報流出、削除データも - ジブラルタ生保
「Kibana」に深刻な脆弱性 - 「Chromium」の既知脆弱性に起因
ファッション通販サイトに不正アクセス、通知メールが送信
サイバー攻撃で元従業員情報が流出した可能性 - クミアイ化学工業
「IBM i」のFAX機能に権限昇格の脆弱性 - 修正パッチを提供