Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

フォームで他者情報が閲覧可能に、設定流用で繰り返し発生 - 早稲田大

早稲田大学は、異文化交流センターが開催したイベントの参加当選者に関する個人情報が、本人以外の当選者にも閲覧できる状態となっていたことを明らかにした。

同大によれば、2021年10月から2022年11月にかけてGoogle Formsで利用した34件のフォームに設定ミスがあったもの。回答画面より、同一イベントに当選した他回答者に関する情報を閲覧できる状態だった。

氏名、学籍番号、参加意思の有無のほか、フォームへ書き込まれた情報など1053人(のべ1370人)に関する個人情報が含まれる。6件のフォームについては個人を特定できる状態で、他フォームについては回答者の氏名と回答内容がずれた状態だったと説明。一部フォームには病歴や、身体障害に関する情報なども含まれるが、個人を特定できる状態ではなかったとしている。

過去の誤った設定を流用して繰り返し使用していたため、影響が広がった。11月17日16時ごろに問題が発覚。翌18日14時ごろまでにフォームの問題を解消した。対象となる当選者には、12月27日よりメールで説明と謝罪を行っている。

(Security NEXT - 2022/12/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

セイコーエプソン製プリンタドライバに脆弱性 - 日本語以外の環境に影響
DDoS攻撃が件数減、一方100Gbps超の攻撃も - IIJレポート
Google、ブラウザ最新版「Chrome 136」を公開 - 8件のセキュリティ修正
米当局、悪用が確認された脆弱性4件について注意喚起
海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
システム障害、調査でランサムウェアが原因と判明 - 近鉄エクスプレス
パッチや緩和策の適用、メモリ保護を統合した脆弱性対策製品
従業員がサポート詐欺被害、個人情報流出か - 住友林業クレスト
個人情報含む契約書類を誤送信、アドレス帳で選択ミス - 新潟県
生徒情報含むデータを第三者メアドへ誤送信 - 鹿児島高