Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

脆弱性8件を解消した「Firefox 108」がリリースに

Mozilla Foundationは、ブラウザの最新版「Firefox 108」をリリースし、8件の脆弱性を解消した。延長サポート版である「Firefox ESR 102.6」もあわせてリリースしている。

今回のアップデートでは、新機能の追加やバグの修正のほか、CVEベースで8件の脆弱性に対処した。重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。

重要度が「高(High)」とされる脆弱性は4件。メモリ処理に関する脆弱性「CVE-2022-46878」「CVE-2022-46879」のほか、サポートされていないライブラリ「libusrsctp」の問題や、Linux版においてサンドボックス外の任意のファイルへアクセスが可能となる「CVE-2022-46872」に対応した。

さらに「中(Moderate)」とされる脆弱性3件や、「低(Low)」とされる脆弱性に解消している。

また拡張サポート版である「Firefox ESR 102.6」を公開し、脆弱性7件を修正した。4件は「Firefox 108」との重複となるが、それ以外に「WebGL」に関する「Use After Free」の脆弱性「CVE-2022-46880」「CVE-2022-46882」や、メモリ破壊の脆弱性「CVE-2022-46881」についても修正を行ったという。

(Security NEXT - 2022/12/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

2024年1Q、フィッシングサイトが増加 - サイト改ざんやスキャン行為は減少
サードパーティ製ソフトに起因する脆弱性7件を修正 - Atlassian
先週注目された記事(2024年4月14日〜2024年4月20日)
「MS Edge 124」がリリース、脆弱性17件を修正
「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
メールの誤送信で学生のメアドが流出 - 都住宅供給公社
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「サポート詐欺」で1000万円の被害 - ネット銀を遠隔操作
狂犬病予防接種会場で強風により申請書が飛散 - 京丹後市
開示したNPO法人事業報告書で墨塗り漏れが判明 - 山口県