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Ubuntuに権限昇格の脆弱性 - 詳細情報も公開

Ubuntuにデフォルトでインストールされている一部プログラムに権限昇格の脆弱性が明らかとなった。悪用方法の詳細についても明らかにされている。

Snapアプリケーションのパッケージ管理ツール「snapd」が使用し、root権限で動作する「snap-confine」の一部関数に競合状態を引き起こす脆弱性「CVE-2022-3328」が明らかとなったもの。

Ubuntuでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」においてベーススコアを「7.8」、重要度を上から2番目にあたる「高(High)」と評価した。脆弱性の報告を受けて各ディストリビューションでは対応を進めている。

Qualysではアドバイザリを公開し、同脆弱性が明らかとなった経緯や詳細について明らかにした。

同社では「snap-confine」の脆弱性「CVE-2021-44731」を発見し、レビューした際にも、使用するディレクトリが悪用されることへの懸念があったという。

(Security NEXT - 2022/12/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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