Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Ubuntuに権限昇格の脆弱性 - 詳細情報も公開

Ubuntuにデフォルトでインストールされている一部プログラムに権限昇格の脆弱性が明らかとなった。悪用方法の詳細についても明らかにされている。

Snapアプリケーションのパッケージ管理ツール「snapd」が使用し、root権限で動作する「snap-confine」の一部関数に競合状態を引き起こす脆弱性「CVE-2022-3328」が明らかとなったもの。

Ubuntuでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」においてベーススコアを「7.8」、重要度を上から2番目にあたる「高(High)」と評価した。脆弱性の報告を受けて各ディストリビューションでは対応を進めている。

Qualysではアドバイザリを公開し、同脆弱性が明らかとなった経緯や詳細について明らかにした。

同社では「snap-confine」の脆弱性「CVE-2021-44731」を発見し、レビューした際にも、使用するディレクトリが悪用されることへの懸念があったという。

(Security NEXT - 2022/12/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

先週注目された記事(2025年9月7日〜2025年9月13日)
AI開発フレームワーク「Flowise」に複数の「クリティカル」脆弱性
ゴルフスクールのインスタアカが乗っ取り被害 - 意図しない投稿
住民の個人情報を議員に漏洩した職員2人を懲戒処分 - 吉野町
学生向けシステム内に不正ファイル、個人情報流出の可能性も - 帝塚山学院大
ランサム攻撃によりサーバやPCが被害 - 建設資材機械設備メーカー
危険物取扱者試験講習会の案内メールで誤送信 - 薩摩川内市
外部からの攻撃を検知、会員情報流出の可能性 - CNプレイガイド
個人情報約60万件が詐欺グループに - 個情委が名簿事業者に行政指導
「MS Edge」にアップデート - 「クリティカル」脆弱性を解消