公開資料の個人情報、墨塗りするもはずせる状態 - 琉球大
琉球大学は、外部組織のウェブサイトで公開された同大資料に作成上の問題があり、個人情報を参照できる状態となっていたことを明らかにした。
同大によれば、2021年7月に外部組織のウェブサイトで公開された同大資料においてのべ378人分の個人情報を参照できる状態となっていたもの。学生の氏名、性別、学籍番号、所属学部、学外関係者の氏名、勤務先、教職員の氏名、電話番号などが含まれる。
2022年10月5日に同組織から掲載中の資料について確認依頼があり、調べたところ、提供したPDFファイルに問題があることが同月13日に判明。同大ではPDF作成ソフトを用いて墨塗りなど加工処理を行っていたが、一部の資料において処理の漏れや、PDF作成ソフトの編集機能などを用いることで墨塗りをはずすことができる状態となっていた。
外部組織では9月30日に資料の公開を停止したが、学外より同資料に対して13件のアクセスがあったことが確認されている。問題のファイルは10月19日までにサーバより削除された。検索サイトなどにおけるキャッシュデータについても削除を終えているという。
同大では、個人情報が閲覧された可能性がある関係者に対し、書面などを通じて経緯の説明と謝罪を行っている。今回の問題を受けて個人情報の管理徹底に関する注意喚起を行うとともに、適切な処理方法について周知徹底を図るとしている。
(Security NEXT - 2022/12/02 )
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