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Cloudflareのゼロトラストサービスでポリシーのバイパス可能となる脆弱性

Cloudflareが提供する「ゼロトラストサービス」において、クライアントよりポリシーのバイパスが可能となる脆弱性が明らかとなった。

クライアントソフト「WARP」のコマンドラインインタフェースよりサブコマンドを使用することで、ポリシーのバイパスが可能となる脆弱性「CVE-2022-3320」が判明したもの。

サービスへ接続されていない端末よりコマンドを実行すると、ゼロトラストサービスへ登録された端末の管理制限をバイパスすることができる。

Cloudflareでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「6.7」、重要度を「中(Medium)」としている。一方、米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」では、CVSS基本値を「9.8」、重要度を「クリティカル(Critical)」とした。

9月にリリースされた「同2022.8.857.0(Windows)」「同2022.8.861.0(macOS)」「同2022.8.936(Linux)」にて修正済みだという。

(Security NEXT - 2022/11/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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