「Exchange Server」のゼロデイ脆弱性、月例パッチで修正 - 他脆弱性にも注意
その後、脆弱性に関する情報が公開されたことで悪用リスクが上昇。緩和策についても、当初の内容より数回にわたり更新されるなど、予断を許さない状況が続いていた。
マイクロソフトは11月の更新でこれら脆弱性「CVE-2022-41040」「CVE-2022-41082」を修正。さらに同じく「Exchange Server」の脆弱性である「CVE-2022-41078」「CVE-2022-41079」「CVE-2022-41080」「CVE-2022-41123」にも対応した。
これら4件については、いずれも悪用、公開は確認されていない。しかし、「CVE-2022-41080」については、重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされており、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「8.8」と評価されている。
また同社では、「CVE-2022-41079」「CVE-2022-41080」「CVE-2022-41123」の3件に関して、悪用可能性指標を3段階中もっとも高い「悪用される可能性が高い」と評価しており、今後注意が必要となる。
(Security NEXT - 2022/11/10 )
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