Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Oracle、四半期定例パッチをリリース - のべ370件の脆弱性を修正

Oracleは、現地時間10月18日に四半期ごとに公開している定例更新「クリティカルパッチアップデート(CPU)」をリリースした。多くの脆弱性に対処しており、53件についてはCVSS基本値が「9.0」以上と評価されている。

今回のアップデートでは、のべ370件の脆弱性に対応した。製品間における重複を除くとCVEベースで179件の脆弱性が明らかとなっている。

「Oracle Database Server」や「Java SE」「MySQL」「Oracle Fusion Middleware」をはじめ、「Oracle E-Business Suite」「Oracle Enterprise Manager」「Oracle PeopleSoft」「Oracle Commerce」「Oracle Siebel CRM」「Oracle Communications」「Oracle Secure Backup」「Oracle Virtualization」のほか、多数の製品に向けてパッチを提供している。

のべ370件に及ぶ脆弱性について、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを見ると、195件が「7.0」以上と評価されている。このうち53件は「9.0」以上のスコアとなっている。

脆弱性によって影響は異なるものの、256件については、リモートより認証なしに悪用が可能だとしている。

(Security NEXT - 2022/10/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Apple、「macOS Tahoe 26.1」をリリース - 脆弱性105件を修正
マルウェアがSlack認証情報を窃取、個人情報や履歴が流出か - 日経
クレカ会員向け福利厚生サービスで別人情報を表示 - システム不具合で
物流関連サービスへ不正アクセス、個人情報流出のおそれ - 西濃運輸
「Cisco ASA/FTD」脆弱性がDoS攻撃の標的に - 修正を再度呼びかけ
「React Native CLI」に脆弱性 - 外部よりコマンド実行のおそれ
コンタクトセンター向け製品「Cisco Unified CCX」に深刻な脆弱性
「Chrome」のアップデートが公開 - 脆弱性5件に対応
サイクリングイベント参加者へのお礼メールで誤送信 - 栄村
サイトPWなど含む子育て家庭訪問事業の案内を誤送付 - 足立区