Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ダークウェブで個人情報流出を確認 - ダイナムJHD

パチンコホール事業を展開するダイナムジャパンホールディングスがサイバー攻撃を受けた問題で、同社は一部個人情報の流出を確認した。

一部サーバがランサムウェアによる攻撃を受け、内部のデータを暗号化され、攻撃者によるメッセージが残されていたもの。

同社では9月2日未明にアラートで被害に気が付き、システムの復旧を図るとともに、関係当局へ事態を報告。セキュリティ事業者協力のもと調査を進めていた。

調査の結果、グループ会社のダイナムが運営する店舗の地権者に関する氏名や口座情報2042件や、夢コーポレーションの店舗地権者に関する氏名、入金情報172件の流出を確認。

またダイナムの取引先に関する名刺情報253件、従業員持株会の会員に関する氏名や証券口座情報1218件など、あわせて3685件の情報流出を確認した。

同社によると、いずれもダークウェブ上でデータが公開されていることを確認した。他情報への影響も調べているが、問題のサイトは現状アクセスできない状況にあるという。

同社では対象となる関係者へ個別に連絡を取っている。また原因など引き続き詳細について調査するとともに、再発防止策の検討を進めている。

(Security NEXT - 2022/10/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

無関係の顧客情報が小売電気事業者から閲覧可能に - 九電送配電
「Firefox 138」がリリース - 複数の脆弱性を修正
一部工事注文書控が所在不明、誤廃棄の可能性 - カンセキ
法人会員情報が流出、脆弱性の点検過程から発覚 - 関西エアポート
セイコーエプソン製プリンタドライバに脆弱性 - 日本語以外の環境に影響
DDoS攻撃が件数減、一方100Gbps超の攻撃も - IIJレポート
Google、ブラウザ最新版「Chrome 136」を公開 - 8件のセキュリティ修正
米当局、悪用が確認された脆弱性4件について注意喚起
海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
システム障害、調査でランサムウェアが原因と判明 - 近鉄エクスプレス