PHPテンプレートエンジン「Twig」に脆弱性 - 「Drupal」にも影響
PHP向けテンプレートエンジン「Twig」に脆弱性が明らかとなり、アップデートがリリースされた。同エンジンを実装するCMSなども影響を受けている。
テンプレート名の検証処理に不備があり、悪用することでディレクトリ外部よりファイルの読み込みが可能となる脆弱性「CVE-2022-39261」が明らかとなったもの。
CVE番号の採番を行ったGitHubでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「7.5」、重要度を「高(High)」とレーティングしている。
開発チームでは、「Twig 3.4.3」「同2.15.3」「同1.44.7」にて同脆弱性を修正した。
同脆弱性が判明したことを受け、コンテンツマネジメントシステム(CMS)の「Drupal」では、コア部分でテンプレートやサニタイズ処理に「Twig」を実装しているとして、アップデートとなる「Drupal 9.4.7」「同9.3.22」をリリースした。
開発チームは、脆弱性の重要度を5段階において上から2番目にあたる「クリティカル(Critical)」とレーティング。「同7」については同脆弱性の影響を受けないという。
(Security NEXT - 2022/10/03 )
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