Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Google、「Chrome 106」をリリース - セキュリティ関連で20件の修正

Googleは、WindowsやmacOS、Linux向けにブラウザの最新版となる「Chrome 106」をリリースした。

Windows向けに「同106.0.5249.62」「同106.0.5249.61」、macOSおよびLinux向けに「同106.0.5249.61」をリリースしたもの。今回のアップデートでは新機能にくわえてセキュリティに関する20件の修正を実施し、CVEベースで16件の脆弱性に対処したことを明らかにしている。

脆弱性の重要度を見ると、4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。

次に高い「高(High)」とされる脆弱性が5件。「CVE-2022-3304」をはじめとする「Use After Free」の脆弱性4件や、信頼できない入力に対する検証の不備などに対処した。

また重要度が1段階低い「中(Medium)」とされる8件や「低(Low)」とされる3件に対処している。

同社は今後数日から数週間をかけて同バージョンを展開していく予定。今回修正した脆弱性は以下のとおり。

CVE-2022-3201
CVE-2022-3304
CVE-2022-3305
CVE-2022-3306
CVE-2022-3307
CVE-2022-3308
CVE-2022-3309
CVE-2022-3310
CVE-2022-3311
CVE-2022-3312
CVE-2022-3313
CVE-2022-3314
CVE-2022-3315
CVE-2022-3316
CVE-2022-3317
CVE-2022-3318

(Security NEXT - 2022/09/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
システム障害、調査でランサムウェアが原因と判明 - 近鉄エクスプレス
パッチや緩和策の適用、メモリ保護を統合した脆弱性対策製品
従業員がサポート詐欺被害、個人情報流出か - 住友林業クレスト
個人情報含む契約書類を誤送信、アドレス帳で選択ミス - 新潟県
生徒情報含むデータを第三者メアドへ誤送信 - 鹿児島高
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
中国電力にサイバー攻撃 - 設定不備のリモート接続機器より侵入
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ