Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

XMLパーサーのライブラリ「libexpat」に深刻な脆弱性

XMLパーサーのライブラリ「Expat(libexpat)」に深刻な脆弱性「CVE-2022-40674」が明らかとなった。

一部関数に解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2022-40674」が明らかとなったもの。

細工されたXMLファイルを処理すると任意のコードを実行されたり、サービス拒否が生じるおそれがある。

米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」では、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.8」、重要度を「クリティカル(Critical)」とレーティングした。

開発チームでは、9月20日にリリースした「同2.4.9」にて同脆弱性を修正している。

(Security NEXT - 2022/09/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「FortiOS」に複数脆弱性 - 権限の昇格やセッション管理不備など修正
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
MS、6月の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性などへ対応
ATM取引情報が保存された外部記録媒体を紛失 - 苫小牧信金
県営住宅家賃滞納者情報含む一部督促状を誤送付 - 神奈川県
廃棄カルテが一般ゴミに紛れる、搬送中に飛散 - 薩摩川内市
職業性曝露事故の関係者情報含むUSBメモリが所在不明 - 秋田大病院
メルアカ乗っ取り被害、スパム送信の踏み台に - MaOI機構
RSSフィードが改ざん、外部サイトのリンク混入 - リョーサン菱洋HD
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを