Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「EC-CUBE」や公式プラグインに脆弱性 - バグバウンティ契機に発見

eコマースプラットフォーム「EC-CUBE」に複数の脆弱性が明らかとなった。バグバウンティをきっかけに見つかった脆弱性で、修正ファイルを提供している。

「同4.1.2」および以前のバージョンにクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性「CVE-2022-38975」や、ディレクトリトラバーサルの脆弱性「CVE-2022-40199」が明らかとなったもの。「CVE-2022-38975」については「同3.0.18-p4」や以前のバージョンも影響を受ける。

同社は脆弱性の危険度をいずれも「低」とレーティング。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは、「CVE-2022-38975」が「6.1」、「CVE-2022-40199」が「2.7」と評価されている。

また「商品画像一括アップロードプラグイン」において、画像以外のファイルがアップロード可能となる脆弱性「CVE-2022-37346」が判明した。同社は危険度を「低」、CVSS基本値は「6.3」となっている。

イーシーキューブが7月から8月にかけて実施したバグバウンティで脆弱性の報告があり、判定を行う過程で現行バージョンやプラグインに存在するこれら脆弱性を発見したという。

同社では脆弱性を修正したファイルを用意しており、同ファイルに差し替えるか、修正部分を反映するよう求めている。

(Security NEXT - 2022/09/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

先週注目された記事(2025年4月20日〜2025年4月26日)
全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設